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新型コロナウイルス感染症と過疎地域の高齢者の暮らし


ブログリレー、今回は事務局の伊藤さんです!



 



私たちが関わる高知県の中央部に位置するいの町神谷(こうのたに)北部5集落の人口は、2020年3月31日の住民基本台帳において184人、高齢化率67%である。5年前の人口236人からは22%の減少となります。

人口推計をしてみると10年後の2030年には人口85人まで減少する予測です。

この5集落では、高齢者の介護予防のために健康体操を実施してきましたが、コロナ感染症のために現在は休止状態です。健康体操に集まるということが、地域の重要なコミュニティ活動として機能していましたが、開催ができなくなり開催による、感染リスクは回避されていますが高齢者の孤立化が心配されます。

 健康体操に参加しているほとんどの高齢者は、携帯電話は持っているもののPCは使えず、通信アプリもこなせず電話の通話のためだけに使用しています。

 このため、様々な情報取得が難しく災害時などには、物理的な孤立だけではなく情報からも孤立する恐れがあります。

 いざという時の双方向性の情報機能をどうすべきかという課題は、高齢者の多い地域での固有の課題です。

 また、新型コロナ感染症に関しては、通院、買い物等街に出かけないと生活できないため感染リスクは、低いとは言えません。

   伊藤豊隆

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