『神谷がたり』完成しました!
- タテマエ_広報
- 2021年7月18日
- 読了時間: 4分
皆さまこんにちは〜
タテマエ1期生の森脇(べる)です。
この度、
神谷の「食」と「ものづくり」の文化が詰まった、
『神谷がたり』という本が完成しました🥳
2019年から作り始めて、今年2021年、遂に完成しました〜👏
そこで本日は『神谷がたり』を皆さんに紹介致します!!
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早速ですが、まずは本の内容です!
目次は以下の通りです↓

『神谷がたり』には、神谷ならではの料理の作り方、子供の頃よく使っていた道具や玩具の作り方を掲載しています。できるだけ分かりやすくを目指しました。(例示:ツガニ汁)


地域の方々からお聞きした、料理や道具、玩具を食べたり使ったりしていた頃の思い出ばなし等も載せています。「わらぞうり」のセクションなど、思い出が多かったものは2ページに渡って書いてあるところもあります😊(例示:ツガニ汁)

さらに、本の後半には英語に訳した形でも記述しています。素人翻訳ですのであしからず...😅(例示:わらぞうり)

写真をふんだんに使っているので、手元や表情なんかを見るだけでも楽しめます👀
表紙の写真は、神谷で長年作られているもち米「アラキモチ」🌾
A 5サイズ、全144ページの可愛い本です📗
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次に『神谷がたり』制作をスタートした時の想いもお話しします。
タテマエ1年目に行ったオーラルヒストリー調査にて、地域の方々の頭の中に、昔ながらの料理や道具の作り方など、私たちが知らない沢山の技術が眠っていることに、私たちは気付きました。
武澤は、地域の方々とお話しする中で、食と地域のアイデンティティは密接に繋がっていると感じたそうです。そこから、“食とそこにあるストーリーをセットにして残していきたい、そうすることで神谷の文化継承の役に立てるのではないか”という想いを持つようになりました。
一方で森脇は、竹や藁などそこら辺にあるものから道具や玩具を手作りできる方がいらっしゃることに酷くときめきました。私の祖父も、亡くなる前はよく竹の玩具を作ってくれていたのですが、その技術を受け継げなかったことを今凄く後悔していて、同じ想いを地域の方々のお孫さん達にさせたくないという考えが芽生えました。
また、ものづくりや料理の思い出話をしている時の地域の方々は、とても生きいきしていて楽しそうで、口では大切だとわざわざ言わないけれども、食やものづくりの文化を愛おしく思っているのだと感じ取りました。
加えて、タテマエ2年目に行った「生活環境アンケート」の回答では、全体の1/4の方々が「集落の文化を守る/活かす地域づくり」を望んでいることも明らかとなりました。
上記の私たちの想いや地域の方々の声から、『神谷がたり』プロジェクトはスタートし、今年遂に完成したのです。
ちなみに『神谷がたり』の今後の活用については、次回以降のブログで紹介しますね。お楽しみに。
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最後に、『神谷がたり』に対する私の気持ち書いて終わりにします。
『神谷がたり』第1版を出版して、「3年間、頑張ってきたな私たち」としみじみ感じています。それもこれも、地域の方をはじめ、多くの方々に支えて頂いたからこそやってこれたがやなぁと思います。
2019年からインタビューを開始して、「よしもっと教えて貰うぞー!」って意気込んでたらCOVID-19が流行り出したから、出鼻挫かれて辛かったことを記憶してます。でもコロナ禍だからこそできることをしようって色々考えて、一旦は本の取材は置いておいて、タテマエとしての活動をやったんですよね。ウェビナーの開催をして沢山の方にご参加頂いたり、神谷にて少人数での獣害対策とか。タテマエを応援してくれる人たちに会う度に元気を貰えて、次も頑張ろうと思えたんですよね😌本の活動は、取材は難しくなったけど、コロナ禍だからこそいっぱい出来た自分時間を使って、理想のデザインを求めて図書館に本を借りに行ったり、InDesignでデザイン考えみたり、大量にある写真を全部見て2人で選んだり...。コロナ禍じゃなかったらあんなに時間かけれれんかったがやないろうかと思うくらい時間かけれたと思います。紆余曲折あったけど、『神谷がたり』づくり、素直にめっちゃ楽しかったです。
あ、そうそう、お気づきの方も多いと思いますが、『神谷がたり』のミソというか、特別なところって、思い出ばなしを載せてるところだと私は思ってるんですよね。地域の方々の「語り」こそ、タイトルを『神谷がたり』たらしめる所以であって、「語り」はこの本の価値をぐんとあげる、意味あるページだと私は考えています。神谷に暮らした人の人生のひとコマを知ることができるわけですから、形式だけの文化の継承ではない、生き方や想いも後に残していける本にできているはずです。また、1冊完成したから本を作るプロジェクトは終止符を打つんじゃなくって、もっともっと、神谷を作り上げている地域の方々の「語り」を集めて形に残していかなきゃと思っています。
まだまだ先の分からない日々が続きそうですが、これからもタテマエは神谷と一緒に歩んでいきますので、応援宜しくお願いします📣
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以上、『神谷がたり』完成をお伝えするブログでした。最後にがダラダラと長くなっちゃってすみません。私の稚拙な文章を最後まで読んで下さり、ありがとうございました🙇♂️
それではまた〜👋
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