地域研究ユニット「タテマエ」学生メンバー募集
- タテマエ事務局
- 2018年3月5日
- 読了時間: 3分
【2018.03.18】プロジェクト詳細資料をアップしましたので、併せてご覧下さい。
テスト投稿も兼ねた告知です。
現在、地域研究ユニット「タテマエ」の活動に参画して頂く学生メンバーを募集しています。
トップページにも掲載していますが、タテマエとは地元大学生による地域研究ユニットです。
地方都市や中山間地域を対象に、地域の課題解決に向けた調査分析や、その成果を踏まえた地域づくりの実践に取り組んでいます。
研究と言うと堅苦しく、難解なイメージを持たれるかもしれませんが、計画学や社会学の分野では、地域の現場に入って、住民の方へのヒアリング(聞き取り調査)や、地域づくりへの参与観察(実際の活動に加わりながら行う調査)を通して行われる研究も多く、地域とのコミュニケーションによって研究が展開されるといっても過言ではありません。
またそうした地域との対話は、論文や報告書などの研究成果だけではなく、実際に訪れないと分からない地域の豊かな風景や営み、あるいは地域の抱える課題等、多くのものを我々に教えてくれます。
地域に貢献することはもちろん、地域の魅力や課題を五感で感じながら、授業や教科書だけではカバーしきれない経験や知識を、現場での活動を通して身に付けて欲しいと考えています。
2018年度は、高知県いの町神谷(こうのたに)北部地区の5集落を対象に、オーラルヒストリー調査を通した「食文化史」を編集するプロジェクトを実施します。
オーラルヒストリー(Oral History:口述史)とは、自治体史や文献等ではなく、住民一人ひとりの人生の履歴や、その時々での思い出を蓄積していくことによって編纂する地域の歴史のことを指します。
具体的には、集落の住民の方にお話を伺い、思い出に残っている風景や、小さい頃の遊び場、地元の食材や料理、食生活や地域行事、言い伝えといった暮らしの記憶を採集します。その上で全てのエピソードを整理・統合し、権力者や有識者ではなく住民の方の語りから生まれる集落の歴史(口述史)として編纂します。この口述史の中から、特に食文化に着目して抜粋・整理したものが冒頭の「食文化史」ということになります。
編纂した口述史や食文化史は、地域資源の活用や集落の将来像を考える上での基礎資料として、今後の地域づくりに役立てていきます。
プロジェクトの詳細は3月末までに本HPにて告知いたしますが、概ねのスケジュールは以下の通りです。 【1】チーム編成と事前スタディ(4月〜7月:月1〜2回程度)
【2】フィールドワークと聞き取り調査(8月〜9月:2泊3日の調査合宿を3セット)
【3】聞き取りデータの整理と統合(10月〜翌2月:月1〜2回程度)
【4】地域での成果報告会(3月)を予定しています。
(最終的な日程はメンバーが出揃った段階で、地域の事情等も踏まえ、改めて協議します)
詳しい情報やご質問等がございましたら、本HPの「お問い合わせ」にて気軽にメッセージ下さい。
専門分野や学年等は問いません。フィールドワークに興味がある学生、地域づくり活動に興味がある学生、農村や田舎に興味がある学生のエントリーをお待ちしております。
タテマエ事務局
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