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​獣害対策

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​獣害報告1
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​獣害報告2
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​獣害報告3
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鳥獣被害にお困りの方は少なくないと思います。何か作物を作っている方なら、一度は経験したことがあるかも知れません。自分が作った作物をイノシシやサルに食べられるほど悔しいことはありません。そのような被害を少しでも減らせたらという想いから、2020年秋、「野生動物から農地を守ろう」プロジェクトが始動しました。

 最初に行ったのは、現状被害を把握するための話し合いです。成山本村、北成山で合計4回開催し、地域の皆さまと一緒に「どうやったら鳥獣被害が減らせるのか」について話し合いをしました。話し合いでは以下のような意見が出ました。

・集落ぐるみで柵を設置するのは難しい。個人個人で柵を張って対策を進める。

・地域には狩猟者が数人おり、協力して捕獲を行っている。箱罠でたくさん捕獲している。

・捕獲作業には労力がかかり、特に捕獲後の処理が大変。今の捕獲を維持するには、狩猟者が増えることが好ましい。

そこで出た意見を基に「鳥獣被害対策3ヵ年計画」を作ることにしました。これは被害を減らすために、今後3年かけて取り組むことをまとめたものです。

 そして実際のアクションも行いました。今年5月には「電気柵設置検討会」を開催しました。これは皆で電気柵を設置しながら、正しい設置・管理の方法を学ぶというもので、JAの鳥獣被害対策専門員の真辺さんをお招きして実施しました。電気柵は夜だけではなく昼も電気を流すこと、草刈りをマメにして漏電しないよう気をつけることなどを学びました。また、7月には「くくり罠講習会」を開催し、新米ハンター達が罠の技術を学ぶ機会を作りました。実物のくくり罠を見ながら説明し、参加者に「捕獲のイメージ」を掴んでもらいました。今年度は地域おこし協力隊の山中さんを始め、2~3名が狩猟免許を取得してくださる予定です。狩猟者が一人でも増えることで、協力して捕獲ができるようになり、一部の人が抱える負担もずっと減ると思います。

 今後の目標としては、鳥獣被害対策3ヵ年計画に沿いながら、「柵を効果的に使う方法を学ぶ」「狩猟免許を取る人を増やし、その人たちに狩猟の技術を伝えていく」「サル対策について学ぶ機会を作る」ことなどを進めていければと思っています。鳥獣被害対策は集落みんなで協力して行うのが効果的だと言われています。タテマエも協力しますので、一緒に力を合わせて取り組んでいきましょう。

※別紙「プロジェクト担当横佐古の想い」も併せてご覧ください。

(文責:小林瑞希)

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